電線を束ねてビニールかポリエチレンの被覆を施したもの!

ケーブルとは!

計装に限らず電気を流す線には一般的に「電線」と「ケーブル」がある!
電線とケーブルの違いは「見れば分る」のだが、
強いて説明すると電線は導体(銅線が一般的)に絶縁物の被覆を施したものをいう!

 

そしてケーブルはその電線を何本か纏めて外側に被覆を施したもののことをいう!
最近の計装工事では、盤内の配線以外はケーブル工事が基本になっている!

 

特に、コンビナートの計装工事では「防爆」の観点から殆どケーブル工事で施工する!
絶縁電線を使用する「金属管配線」という方法もあるが、最近は見かけない!

 

厚鋼電線管と「安全増防爆」の継手を使った配管内に
ケーブルを通すのが一般的に行われている施工である!

 

ところで、「電線」は日本語だが「ケーブル(cable)」は横文字!
ケーブルメーカーの営業マンに「ケーブルは日本語で何と言うのか?」尋ねたところ、
「デンラン」だと教えてくれた!

 

辞書を引くと確かに「電纜(でんらん)」という単語があり[ 絶縁物でおおった電線の束。
ケーブル ]とある!

 

しかし、実際の現場では「電纜」という言葉も文字もお目にかかったことはない!
ただ、ケーブルメーカーに「昭和電線ホールディングス」というのがあるが、
ここが以前は「昭和電線・電纜」という社名だった!
しかし、当時はまず電纜という漢字が読めなかったし、全く興味も無かった!

 

それから計装工事では「銅管ケーブル」という材料を使用する!
これは電気を流すのではなく、空気を流す!

 

単芯(シングル)と多芯(マルチ)があり普通はビニールかポリエチレンの被覆を被っている!
「コントロール銅管」とも言う!

 

「銅管ケーブル」という表現はJISなどで規定されたものではなさそうだ!

 

ググッてみると「H3300」や「C1220」で裸銅管にはJIS規格はあるが、
被覆を被ったコントロール銅管のJISはなさそうだ!

 

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