電線管配管とケーブル布設作業!

電気配管配線とは!

計装工事の電気配管配線とは、電気式計器を主体に成り立っている制御ループを
完成させるための一連の電線管配管とケーブル敷設作業。

 

計器室内作業も含まれるが、主にローカルでの電線管の配管、
そして、その配管やダクト・ピットを利用しての制御ケーブル等の布設及び端末処理により、
制御回路を形成させる作業一式を言う!

計装工事の電気配管配線作業の中身

計装工事の中で電気配管配線の占める割合はかなり多い。
計器が電気式に置き換わってきている昨今、現場作業として電気配管配線は重要です!

 

電線管配管

電線管

電線管のサポート

ケーブル布設

ケーブル端末処理

テスト

 

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一般的に、石油化学工場や石油精製工場など所謂化学コンビナートの計装工事における電線管配管の施工では、材料の電線管は厚鋼電線管(G管)を用いる。そして接続はネジ(管用平行ネジ)で行う。ちなみに「管用」は「クダヨウ」と読む!配管を延ばす際に使用する継手はアンマシ(安増:安全増防爆)が多い。耐圧防爆の継手もあるが、計装工事ではあまり使用しない。電線管の計器側末端にはフレキ(フレキシブルチューブ)を取り付...

鋼製の電線管には厚鋼(G管)、薄鋼(C管)、ネジ無し(E管)がある!石油コンピナートでは、通常は厚鋼で施工する。ちなみに、E管とC管の違いは薄鋼のパイプに「ネジ」の「有る」「無し」だが、最近は、厚鋼の「ねじ無し」もあるらしい。しかし、私は使ったことはない!また、電線管には塩ビ製のものもあるが、化学プラントでは使用することはマズない。継手(エルボ、ティなど)はアンマシ(安増:安全増防爆)を使うが、ユ...

電線管のサポート方法は色々あるが、コンビナートの計装工事で電線管のサポートといえば、一般的にはやはりパンチアングルとユーボルトを使った支持方法が主流!最近は各メーカーから使い勝手の良い既製品の配管支持材が色々出ているので、それらをケイスバイケースで使う事も多々ある。しかし、コンビナートのお客さんは、どちらかと言うとサポートや架台のようなものは「ゴッツくて頑丈」な物を好む傾向がある。具体的な商品名を...

電気信号の伝送や、計器電源を供給するために「現場〜計器室」「現場〜現場」「盤〜盤」などの間にケーブルを布設する作業。ケーブルは、電線管、ケーブルダクト、ケーブルラック、ケーブルピットなどの中を通して敷設する。スチールワイヤーという道具や、塩ビのパイプなど使いケーブルを誘導しながら布設していく。計器室内の「盤間渡り」は予め寸法切りしておくことが多いが、普通は現場〜計器室のどこか適当な場所に、ケーブル...

布設したケーブルの末端部の外装被覆を剥がし、芯線の絶縁物をむいて圧着端子を取り付け、計器の端子台などに繋ぎ込めるようにする作業。最近の計装工事では、便利な工具があるので、以前のように電工ナイフを使いこなすような作業はほとんど無い。被覆(シース)を剥がす工具は「ハグラー」、絶縁物をはぎ取るのは「ストリッパー」、端子の圧着は「圧着器」。こんな調子で仕事はみんな工具がやってくれる。ただ、端子上げを長時間...

配管配線のテストとしては、布設したケーブルの導通テストと絶縁抵抗を測定するのが一般的!ケーブルの各芯線がコネクションリスト通りに正しく端子台(現場側、計器室側)に繋ぎ込まれているかを、一本一本テスターやブザーを使用してチェックする!この、導通テストがOKなら、メガー(絶縁抵抗計)を使用して、絶縁抵抗を測定する!「導通」と「メガー」の結果は、試験成績表として完成図に加えることが多い!ところで、配線の...